大会に寄せるごあいさつ

北陸新幹線の福井延伸の年に、第46回建築士事務所協会全国大会（福井大会）を開催できます事、大変うれしく存じます。

「私たちはデザインする 考福なまち・次世代を担うひと・つなぐ建築」のスローガンのもと、大会を開催いたします。
待ちに待った新幹線の延伸は、これからの福井をもっと変えてもくれるであろうと期待もしております。また、そうであるならば、私ども建築士もさらに変わらなければならないと考えました。
停滞していた街並みをもっといきいきと、無秩序に立ち並ぶ建築群もテーマのある風景に、福井古来の歴史ももっと皆さまにわかりやすく案内し、その歴史と新しい建築の融合も、これからの重要なテーマとなっております。
これらは、我々福井県建築士事務所協会のこれからの使命と考えております。

本年1月の能登半島地震以降、福井県内においても、既存木造の耐震診断の依頼が急激に増えております。
木造、非木造にかかわらず、民間の建築物のこれらの業務はさけては通れません。
震災後の応急危険度判定、被災度建築物区分判定、地域に密着した復興支援等も、我々建築士の重要な業務であります。
本年より小住宅を含めて、すべての建築物に省エネ計算も必要になります。
建築物におけるカーボンゼロ達成も我々の使命です。我々の業務が、益々重要、不可欠なものであることは明白です。

この全国大会を機に、尚一層の努力と切磋琢磨をし、地域に寄り添った建築設計の集団として活動していくことをお誓い申し上げます。
今後ともご支援のほど宜しくお願い申し上げます。